残留応力の測定にX線回折を利用する理由
プロトマニュファクチュアリング株式会社は、材料の残留応力を測定するX線回折装置の製造販売を行なっている会社です。残留応力は、材料の加熱加工中に生じて内部に残る力のことで、残留応力が残った材料は将来的にひずんだり崩壊する可能性が高くなります。そのため、材料を製造するメーカーなどは残留応力の測定装置を設置しています。
プロトマニュファクチュアリング株式会社では、残留応力の測定方法としてX線回折を利用しています。これは現在のところX線回折が最も正確性の高い測定方法だからです。
しかも、物を透過するX線を使っているので、材料を傷つけたり破壊したりしない非破壊検査が出来ます。また、X線を検知する検出器を2基使うことで測定時間も短縮することができます。